スモーク完成 |
普通ベーコンは、薫製しながら中まで火を入れます。
薫製しながらだと温度を一定に保つのが
なかなか難しいんです。
そこで今回は、ハムを作るときの手順である
「じっくりスモークをしたあと、お湯で茹でる」
という戦法にしました。
70度に保ったお湯で1時間。
本当は中まで火を通すには1.5時間くらいするらしいんですが、
ベーコンはそのまま食べずに、焼いたりポトフに入れるので短めです。
1時間でも火は通ってました。(トリ胸肉もOK)
茹でても香りは逃げないし、ガスコンロで火加減は簡単だし、
これから家で作るときはもっぱらこの方法かな・・・。
ukkyさんから「12時間も薫製するとチップどれくらい使うの?」
というご質問を受けたのでこの場を借りて説明させて下さい。
まず、スモークするのには「チップ」と「ウッド」があります。
←真ん中のがチップ
右の棒状のがウッド。
チップは下から火で炙ってやらないと煙が出ません。
対してウッドはお線香と同じように一度火をつければ、
無くなるまで
チップが使いづらいのは、
・常に火で炙る。
・火が強すぎると温度が上がってしまう、逆に弱いと煙が出ない。
・無くなってきたら、スモーカーを開けてチップを足さないと行けない。
この制約があるため、最近は全く使ってません。
ウッドの利点は
・一回火をつければOK。
・長さで薫製する時間が決められる。
ウッドのおかげで、夜に薫製をしてもそのまま寝られます。
もちろん火事の可能性はありますが、ものすごい風の日や
まわりに可燃物が無ければ問題ないです。
そしてウッドを使う量ですが、ウッドの長さは大体40cmなんですが
これをこのまま使うと4時間ほど燃焼するそうです。
という事は大体10cmで1時間。
最初の頃は「ポキッ」っと折って(といっても柔らかいです)そのまま使ってました。
最近では、そのまま使うと煙の量が多いと思い、4分割して使ってます。
↑こんな感じ。
4分割したものを、くみ上げて次々に火がつくようにします。
これで大体4時間です(寝てるので正確な時間は不明)
こうする事で少ない煙で長時間の薫製がかけられて、
経済的にも助かります。
少ない煙と言っても、見ていると結構モクモク上がってますので
これで充分かなと思います。
ベーコンの薫製というとスモーカーが必要なイメージがありますが、
この方法なら燻すときに火を使わないので段ボールで全然問題ないです。
是非試してみてはいかがでしょうか?